- 老健では全国的にも数少ない常勤の言語聴覚士(ST)がいます
- PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)がそろっています
例えば「安全に食事がしたい・・・」
○姿勢よく座る(PT)
○食べ物を口に運ぶ(OT)
○噛む・飲み込む(ST)
言語療法ではこのような方のリハビリができます
○食事でむせこみが強くなってきた人
食欲低下と脱水症状があり、口や全身の筋力が低下し、むせやすくミキサーにかけた食べ物しか食べられなくなった。(嚥下機能低下)
○右片麻痺で言葉が出にくい人
本人が言っていることを周りがわかってあげられない。周りが言っていることも理解できているかわからない。いつトイレに連れて行ってあげれば良いかすら判断できない。(失語症)
○発音が聞き取りにくい人
お腹の力が入りにくく、話すと音が途切れてしまう。また、舌の力が弱くなっていて音が聞き取りにくい。(構音障害)
言語療法の進め方
○食事でむせこみが強くなってきた人
⇒今、食べている食事が適切か判断し練習を行います
○右片麻痺で言葉が出にくい人
⇒意思確認がしやすい方法を考えます
○発音が聞き取りにくい人
⇒ご家族様や周囲の方の支援もします
家族と同じ食事を食べる練習
・しっかりと食事を取り込むために舌、口唇に力を入れる練習を行います。
・段階的に飲食形態をアップして、摂食方法を学習します。
コミュニケーションに自信をつける練習
・日常コミュニケーションの練習をします。(物の名前を言う、あいさつをする)
・音読や歌唱をします。(好きな歌、新聞の音読)
・コミュニケーションボードを利用した意思確認の方法を学習します。
※環境に配慮して個室で行います。
週間スケジュール例[入所]
短期集中リハビリの場合:週2~3回まで
※短期集中リハビリ期間終了後は、医師の指示により継続可否や回数を検討します。
※いずれも1コマ20分間
通常の場合:週1~2回まで
※いずれも1コマ20分間
週間スケジュール例[通所]
短期集中リハビリの場合:週2~3回まで
※短期集中リハビリ期間終了後は、医師の指示により継続可否や回数を検討します。
※いずれも1コマ20分間
通常の場合:週1~2回まで
※いずれも1コマ20分間